
トンガリーズ顧問:森田鉄平
1988年3月27日生まれ。京都府京都市出身、神奈川県秦野市在住。大学1年生のときに悪性リンパ腫(ガン)を患い闘病生活を送る。その経験から、「人の心に生き続けられる職業に就きたい」と教員を志す。今年で教員生活も12年目。今から3年前、教員の自己犠牲のもとに成り立つ現場のあり方に疑問を感じ、「教育のあり方」を真剣に考えるように。
そんな課題意識から、外の世界に目を向けるようになり、経営大学院に通い始め、地域で子どもたちの可能性を広げる社会活動を行うようになる。
行政・民間・市民団体の交流の場を企画したり、地域の子どもたちに様々な職業の学びを提供したりした。教え子である生徒たちと「トンガリーズ」を立ち上げたのも同時期。
子どもたちが「自分の将来に期待できる未来」を地域に創っていくこと、学校教育の中で教員のあり方を面白くしていくことが自分の使命。生き方はもっと多様であっていい。
チャレンジが賞賛される世界を、失敗を共に笑ってくれる仲間を。「全ての可能性ある子どもたちに」。
「運命よ、そこをどけ、俺が通る。」
とあるバスケットボール選手が残したこの言葉。
ここから、君は何をイメージしますか。
「自分の未来は変えられない。」
そんな風に思ってはいないですか。
可能性溢れる君に、そんなことは絶対に言わせない。
誰だって、自分の未来は変えられる。
でも、誰かが君の未来を面白くしてくれるなんてことはありえない。
自分の望む未来は、自分にしか創れない。
だから、もし君がいまに満足していないのなら「やるしかない」し「動くしかない」。
そんな簡単にできることではないと君は言うかもしれない。
なぜなら多くの高校生は忙しいからだ。
学校に部活動。
学校行事やバイト。
塾や友達との付き合い。
「できない」と言うにはちょうどいい常套句が用意されている。
こんなにもちょうど良い理由を使わない手はない。
海外を訪れたり、他県の同世代と交流したり、誰もが驚くようなことを成し遂げてみたりすることは、君に勇気がないのではない。単純に忙しいのだ。と。
そう自分に言い聞かせていないだろうか。
忙しくてできない、なんてことがあるわけない。
やろうとしない君がただそこにいるだけだ。
君が持つ可能性は計り知れない。
しかし、チャレンジしなければ、自分の可能性が見えてくるはずがない。
「誰かにできて、君にできない。」なんてことがあるか。
君はこれからいくつもの苦しさや不安、悲しさと向き合うことになる。
だからこそ、覚えていて欲しい。
どんな時も、自分の道を切り拓くことができるのは「自分だけ」だと。
10年後、君の生きる毎日が笑って過ごせる毎日であって欲しい。
自分は価値ある人間だと思っていて欲しい。
正直、未来を変えられるかどうかはやってみなければ分からない。
けれど、君の「いま」は間違いなく変えられる。
一歩踏み出すなら早い方が良いし、人生はもっと面白おかしく生きた方が良い。
人と違う生き方が、必ず君を救う武器になる。
考え方としては間違っている。
が、勝ち方としては正しい。
そんなトンがった生き方をしよう。
自分の人生の責任を取れるのは、「自分」だけ。
君の勇気ある”一歩”を待っています。
森田 鉄平